シャロムの部屋

もうだいじょうぶ!「自分や子どもを責めてきた」ママたちへ。自己受容と聖書から子育てのヒントを得るコラム

相手の心を大事にする感覚

感情に乗せた言葉に反応

あなたは相手の言葉に反応しますか?
それともに反応しますか?

状況や相手にもよるかもしれませんね。

私の夫は相手が嫌な思いをしないようにできる範囲で配慮したり、がまんするタイプです。一方、私は自分が嫌な思いをしないように自己防衛します。

こう書くと、夫はいつも妻を思いやる優しい人と思われがちですが、夫が自己防衛に入るときはそうはいきません。
当たり前か・・・(笑)

ある日のこと、夫と私はいつもと同じようなパターンでずれ始めました。
その時の会話はこんな感じ。

私「なんでもっと早く仕事から帰ってこられへんの?」

夫「オレだって早く帰ろうとがんばってる。社員の働き方とかシステム自体を変えてなんとかやろうとしているんだ。」

私「会社がどうとか、そんなこと言われたらこっちは何も言い返されへんやん?」

これまでなら会話はここで終わり、私はそっぽ向いてその場から立ち去っていました。

が、続けました。

「理由や原因を説明してほしいんじゃなくて、今こそ『そうだね、ごめんね』って受け止めてくれたらいいだけ。それがまだわからんの?」

このことが起こる前から私たちは、大人でも子どもでも、相手が何かを訴えているときは相手の心を受け止めるのが大事という話をしていました。

そこに正しい言い分や言い訳を持ち込んでも、相手の気持ちはおさまらない、と。(『正論は剣となって人を刺す』)

だから、「まだ わからんの?」と強い言葉で返しました。

冷静なときはいくらでも理想を語ることはできますが、人は平常心をなくしたとき、その理想はふっとんでしまうことの証明です(笑)

と、そこで、夫が突然、
「あー、そうか!そうだったのか~!そういうことか~!今わかったよ」
と、私のいら立つ感情をスルーして、ひとりで衝撃を受けていました。

私の態度から、夫はこのように分析しました。

1.私は感情に言葉をのせていた。

2.でも夫は私の言葉だけに反応していた。

3.だから、夫も言葉(説明)で返していた。

そんなだから、私の感情(ただ受け止めてくれたらいいという気持ちが理解できなかったんだ、と。

これは夫個人の感覚なので正解とかではありませんが、なるほどと思いました。

相手の不安や心配事を聞くとき、
あなたの目は、相手の目を見るでしょう。
あなたの耳は、相手の言葉を聞くでしょう。

では、あなたの心はどこにありますか?
相手の心の近くにありますか?

それとも、次に何を言おうか、どう言おうか、と、自分が持っていきたい方向に「ふさわしい言葉」を目まぐるしく探しますか?

理屈や理論で答えたり、解決策を提示しようとしたりしているのだとしたら、それはただ「言葉を聞いているだけ」なのかもしれません。

 相手の心を大事にする感覚

私は物心がついて以来、泣いたらずっとほったらかされていた記憶しかありません。

泣きやんだ後に、自分の気持ちを「本当は〇〇って思ったんだよね」と代弁してもらったり、慰めてもらうこともありませんでした。

だから自分で自分がどう感じているのかもわからないし、自分が感じていることが正しいのか間違っているのかもよくわかりませんでした。

自分の心を大事にされたという感覚がうすいので、相手の心を大事にするという感覚もはぐくまれず、自分の心さえもないがしろにしてきたように思います。

相手の心近くにいようと理想をかかげることは簡単です。

でも、本当にそれを実行できるのは、人の痛み以前に、自分の痛みを知っている人なのだと思います。

人生の深い話ではなくても、たとえば外食先で注文したものが遅かったり、出てきたものに「え?これって…」みたいなことがあったとき、私はそれを店員に言おうとするのですが、夫は、相手がいやな思いをしたり、恥ずかしい思いをするから…と言って私を止めます。

なぜなら、夫は仕事で顧客から文句を言われたりすることがあるからです。自分が客側になったからといって店側になんでもかんでもクレームつけて恥をかかせたくないらしいのです。

夫としては、私が店側に言おうとしていることは見逃していいことであり、彼にとって相手は「店」でも「店員」でもなく、クレームつけられたらいやな思いをする「自分と同じ人間」なのです。

私としては、それを言うことが今後のお店運営のメリットになると思いますが(私の正論!)、本当のところは、「代金を支払うのだからそれにふさわしいサービスを受けて当然」という自己本位に立っています。こういう人多いと思いますが。

まぁ、私も今はこの段階です。
相手の心を大事にしているとは言い切れませんが、少しは相手の心情をおしはかることはできるようにはなってきたかなと思います。

比べるのはいつも過去の自分と…です (*^-^*)

【追記】
今回書いた私たち夫婦がずれていく話は『心の底で信じていること!?』を書く前におこったことです。夫と私、それぞれの心の底レベルの信じ込みに気づいてからは、このようなパターンでケンカしたりずれたりすることはほぼなくなりました。