シャロムの部屋

もうだいじょうぶ!「自分や子どもを責めてきた」ママたちへ。自己受容と聖書から子育てのヒントを得るコラム

みんなと仲よくしなくてもOK

没頭する息子&切り替える娘

「ごはんできたよ~」と言われたら、あなたのお子さんはすぐに食卓につくタイプ?何度呼んでもなかなか来ないタイプ?わが家の子どもたちは、下の娘が前者で、上の息子が後者です。このふたり、おもしろいほど対照的です。

5才の娘は何かをしていても、食事の支度も出かける支度もさっとやります。助かることも多いですが、気持ちの切り替えが早いということは、持続性がないとも言えますね。ピアノを教えていても1分くらいで「もう終わり~!」何かを決めるときも「なんでもいいよ」と言っておきながら、ある日突然「なんでいっつも私は選べないの?」って怒っていました。家族一同、唖然。なんでもよかったんじゃないの?(笑)

8才の息子は、集中したら最後までやり通すタイプ。だからなかなかご飯も食べに来ないし、出かけるときも一番最後に玄関から出てきます。まじめで慎重派で理論的。そしてマイペース。工作・科学・文字数字など自分が好きなことを知っていて、それに没頭したい子。

食事時にその人の社会性がすべてあらわれる、と聞いたことがありますが、娘はとりあえず何でも味わおうとし、息子は好きなものしか食べない。これだけでも十分ふたりの性質が言い表されていると思いませんか?

 湖池屋社長の一言

息子は幼稚園や学校に行っていたときは、好かれているのに(慎重派で相手が嫌がることはしないので)、自分から輪の中に入っていこうとはしませんでした。どうしたものかなと思っていましたが、これも「みんなと仲よくすることは楽しいこと」という価値観に基づいた気持ちだったんですね。

息子にとって、そういう価値観は相容れませんでした。そして、相容れなくてもいいいことをタイムリーに教えてくれた番組がありました。

2018年夏に、NHKで放映された「プロフェッショナル 仕事の流儀 ”プロフェッショナル 子ども大学”」で、スナック菓子メーカーの湖池屋社長のもと、子どもたちが集まって、独自の新しい味のポテトチップスをつくるという企画がありました。

ある子のアイデアは、その年齢でそんなの知ってるの?というようなおしゃれな味。いかにも親が言ってたんだろうなというのがわかるようでした。ある子はクラスメイトにアンケートを取って上位だった味。

湖池屋社長は集まった子どもたちのプロフィールを眺めて、「最近の子どもたちは、まわりに合わせることが大切と教えられ、みんなの顔色や意見を伺って自分の立ち位置を確認している。だから、個性が出てこないんだ。でもそれだとモノづくりの現場では、お客様の心に届く商品がつくれないと言っていました。

独りの時間に育まれる大切なもの

なるほど。それを聞いて、「マイペースで没頭する」タイプの息子は、そういう職種に向いているんだと思いました。実際、本人も科学者になりたいと言っています。研究者や職人と言われる人がひと癖もふた癖もあるのは、こだわるタイプだからなんですね。「仕事だから」没頭するのではなく、「もともとそういう人だから」そういう仕事に就いて没頭するんですね。

娘は娘で社交性を活かした職業があり、娘なりの人間関係の中で人生を送っていくのだと思います。「みんなと仲よく」して成り立つこともあれば、「みんなと仲よく」していたら成り立たないこともあるんですね。

その番組を見てから、「みんなと仲よくすることが人生を豊かにする」という思い込みをいったん手放してみました。そしたら子どもたちの個性も一味違って見えてきました。

娘は協調性があるようにみえますが、ゆずることが多い反面、実は自分で決めることができなかったり、決めるのをめんどくさがっていたりして、自分で選択したという手ごたえを感じないで過ごしていたことがわかりました。

息子は人が嫌いなのではなく、独りの時間を楽むコツを知っていることがわかりました。小さいうちはひとり遊びが大切と言われています。その時に自分と対話したり、アイデアがひらめいたり、外部からの刺激を処理したりと、心にも脳にも有益な時間。人と関わり続けていたら育まれないものがあるんですね。みんなと仲よくしなくてもOK。それで輝く個性もあることを認めていきたいですね☆(#^_^#)☆

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